Shiseido Karakusa
Drawing Exhibition
Shiseido Karakusa
Drawing Exhibition
1920 年から資生堂の商品や宣伝広告にデザインされていた「資生堂唐草」。
植物の生命力としなやかに無限に拡がる可能性を表し、時代やデザイナーによってスタイルを変えながら、資生堂を象徴するデザインとして現在、そして未来へと磨かれ続けています。「資生堂唐草原画展」では、その「資生堂唐草」を様々な角度からアプローチして展示しました。
本展では、描版師・薄希英氏が描いた、「資生堂唐草」の原画や制作プロセスにまつわる道具を初公開しました。薄氏の細密な手仕事とともに生み出した商品や、「資生堂唐草」が施された貴重な商品の数々も展示されました。
また、1枚ずつ手でめくれる原画、キャプションの文章が読み上げられる音声ガイド、
点字表記、2ヶ国語表記、唐草文様が印刷された端材紙でのしおり作り、香りを試せるコーナー、触れられる石膏の唐草レリーフ、など、「資生堂唐草」をさまざまな感覚で体験できるインクルーシブな展示を試みました。