PERSONAL FOREST
自然循環と日本古来の様式に目を向け、未来をみつめる
SPACE DESIGN
資生堂は創業以来、万物資生という思想を掲げてきました。万物と共に私たち資生堂があるということに想いを巡らせ、未来へのヒントをみつめます。
Personal Forestとは“人が1日に必要な酸素量=約8本の木が1日に作る酸素量”という文脈から考えた人と森の関係性を表す単位。
一人に必要な森を視覚化し自然との共存空間を8本の木を跨ぐ檜皮葺(ひわだぶき)で制作。檜の樹皮は採取しても再生し、古い檜皮葺は森へ返し次世代の木の養分になります。自然共生の思想が表れた日本古来の様式で資生堂として自然の循環に目を向け探究し、自然の恵と共に歩む姿勢を表現しました。
3D検証しオリジナルの形状にデザインした屋根にほどこした檜皮葺。(ひわだぶき)
日本古来の伝統を引き継ぐ職人の手によりふかれる。どこに始点を置くかで屋根の表情が異なるため吟味して検討。
二つ目の大窓は、見方の変化によって同じ物事の違った側面が現れる様子を、スケールの違いで表現。
スケールの変化は、自然と人間の関係をより深く理解するための、未来に繋がる視点を与えてくれます。
店外からは、檜皮葺に開口された窓や屋根全体の隙間のフォルムから動物と人間の架空の共存空間が顔をのぞかせる。
店内からは、内部全体を見渡せ、1Fは動物、2Fは人間のための居場所をもうけたが、仕切りはなく空中で一つに繋がった空間になっている。
フィールドリサーチを8本の檜の幹に見立て小窓のデザインへ展開
檜皮葺の採取、檜皮の加工、構造検証などの
制作過程をディスプレイへ。
展示後は実際檜皮葺を解体し、次世代の檜皮の木の養分となるよう森に返した。
土台で使用した素材はMDFへとリサイクル。
CREDITS
CREATIVE DIRECTOR 信藤 洋二(SHISEIDO CREATIVE)
ART DIRECTOR / DESIGNER 金内 幸裕(SHISEIDO CREATIVE)
PARTNERS
DESIGNER 伊藤 愛希 / 鍋田 知希 / (HAKUTEN CREATIVE
PRODUCER 楯 誠志郎(HAKUTEN CREATIVE)
CREATIVE ENGINEER 三谷 悠人(HAKUTEN CREATIVE) / 赤川 智洋(A-KAK)
TECHNICAL DIRECTOR 熊崎 耕平(HAKUTEN CREATIVE)
CONSTRUCTOR 新宮 海生(HAKUTEN CREATIVE)
PHOTO 林 雅之
MOVIE 鈴木一平
SPECIAL THANKS 株式会社 日吉屋